THE BEST '03~'09

安藤裕子 THE BEST '03~'09歌詞
1.のうぜんかつら(リプライズ)

作詞:安藤裕子
作曲:安藤裕子・山本隆二

なでて 優しく
のうぜんかつらの唄のように

あなた何を見てたの?
ソーダ水越しでは あなたが揺れちゃって
あたしは迷っちゃって
いつか一人になって

二人の時間も泡みたいになって
あなたのにおいを一人探していた

そして手は探る
あなたと居た町 思い出せなくなる前に
声を聴かせて
笑顔を見せて
肌を伝えて

そして赤い花空に舞う度に
あたしとつないだ手と手 道で揺らして
「このまま二人 続くよ」と言って

なでて 優しく
あの日のように うまく微笑むから


2.パラレル

作詞:安藤裕子
作曲:安藤裕子・山本隆二

走れよ
ああ 風が吹いて 始まりだよ
さあ 手を取って あの海へ

悲しみをすり抜けて 浮かぶほどに走るよ
空へ舞う 君と飛ぶ
(涙もあげるよ 明日へ)

ああ ビルを抜けて 坂をくだろ
もう 見えるだろう 走り抜け

悲しみが隙を見て 顔をのぞく日もある
喜びも気がつけば いつも隣にいたよ
君がすき
すき
(明日へ 跳ねるよ 僕らは走ってゆくよ
涙も笑いもあげるよ 明日へ)

you know my guilt
and why I did it.

悲しみに隙を見せ ぶちのめされちゃうけど
喜びが気がつけば いつも隣にいるよ
君がすき
とてもすき
(明日へ 飛べるよ 僕らは飛べるさ
ゆくよ 昨日のことなど捨てて 明日へ)


3.サリー

作詞:安藤裕子
作曲:安藤裕子・山本隆二

1977
I was born in Heaven on this year !
In the light of day, I've decided to stay here,
And it's peace around the peace.

But I wonder where you are ???
If you were here...
♪♪♪Happy Birthday to me

今しみた。親指の付け根。
新しいクツ。あなたのためにはいたわ !
水がしみて君が消えた。
水がしみて君は遠く消えた。アワになって。

軽くめまいだぁ... 湯気を吸いすぎて...
体の奥が うまく動けずにいる。
どろゐりどろゐり こみあげている...
どろゐりどろゐり 吐き出しそう...
散った。恋は散った。

1977
I was born in Heaven on this year !
Such a wonderful world.
Nothing more!!! nor less than youはいないんだぁ!!!
遠くに消えないで! 胸にふれたいよぉ... 「会いたい」と言って...。

今しみた。親指の付け根。
新しいクツ。 あなたのためにはいたわ !

今しみた。

そして散った。

アワになって。


4.ドラマチックレコード

作詞:安藤裕子
作曲:宮川弾

やる気をなくしたスーパースター! 待ちこがれる声が聞こえないの?
胸に秘めてる期待に応えてよ
舞台も照明もあるわ 整えて君を待っているだけで
僕にはなんにもできないから 踊ってみせて♪

かろやか素敵なスッテップで
風に身をまかせてさぁ

君がいつも僕に夢をくれる スーパースターさ!
素敵な声唄で僕に響かせて
泣き濡れていたいの

テイブルの上広がる 七つ☆ 君は覚えているかな?
河原に光る 素敵な素敵なライン&ダンス

さわやかな熱をスキップで
飛び越えてゆけるのね?

君と僕は空の彼方越える スーパースターだ!
二人のカラーゆるり幾度と重ねましょうよ
抱きしめて、抱きしめていたいの

闇の向こう側 二人が幕に隠れてんの
キスをかわせたら始まるわ
とびきりのストーリィよ!

君はいつも 君はいつも
僕に夢と君に明日を呼べる スーパースターだ!
素敵な声唄で僕に響かせて

抱きしめて、抱きしめていてよ


5.忘れものの森

作詞:安藤裕子
作曲:安藤裕子

あなたが散った
跡は 今も
なんにもない
独りで残る 私も 今は
根無し草

時が過ぎ許されて 私に
居場所があるのなら
あなたに
似た 花が
咲けばいい

そう
夢見た笑顔が君をも連れ去り

ココに
独り
でも 景色は優しすぎて 何だか 君に 会えるようで

未来がもしもの呪縛に囚われ
足を止めていた
でも 生きていたいの
誰かに 伝えていたいの

あなたは言った
「あたしは唯の根無し草だ」と
並んで歩く 二人はいつも
根ざしていた

時が過ぎ全てが
消えても生きていられるなら
あなたに
似た 花が
咲けばいい

ねえ
いつかは笑って 忘れていられる日も
あるだろうけど
「二人が根ざした道だけはココにあるはずだろう」と
それだけの言葉で僕を許して

君と進みたいよ
でも 生きていたいの
誰かに 伝えていたいの


6.あなたと私にできる事

作詞:安藤裕子
作曲:安藤裕子

いつも私と恋をして。
あなたがいかに大人かは知らないけれど
私が側に居ない時は
寂しくなって不安とか覚えてよ。

二人にはまだ足りてない時間があるの。早く気づいて
言葉にも隙間を埋めるパワーがあるの。ちゃんと聴かせて
アイシテル とか言って、恥ずかしい言葉を並べて
ありふれた世界を 二人で築きましょう?

いつも私に恋をして。
二人がいかに馴れ合いを見せようとも 私が側に居ない事を
悲しみと知り 涙とか落としてよ。

私にはまだ話さない秘密があるの、もっと気にして
あなたには知らないフリしてあげてる事もあるのよ
ワガママを言って、二人は傷つけ合うから
無関心な言葉じゃ 心が慰められない。

いつも私の側にいて。
あなたと居たら、心までとろけそうよ
あなたも私が居ない時は、ツライと言って
不満とか並べてよ。
いつも二人でいようよ、いつも二人でいてよね

いつかあなたと確かめたい
二人の愛が「形あるもの」であると。
あなたの側に居られる事
幸せです。と、互い伝え合える日々を
いつかふたり創ろうよ。
いつもふたりでいようよ
手を手に、瞳を見ていてよ。


7.TEXAS

作詞:安藤裕子
作曲:安藤裕子・山本隆二

僕なりに考えて出した答えの中に
君だって何だって いつまでも紡ぎたいんです
風がぬるくたって君が手を繋ぐなら
汗ばんだ手拭いて いつまでも歩いていこう

いつまでも曖昧な僕の頭の中は
君だって何だって ほらまた傷つけちゃうよ
僕だってそれなりに気を使って笑うのに
どうしたって何だって 君はまたふくれてるよ

僕が笑うから 君はまた僕の名前呼んでね
君に笑うから 君はただ僕の手を握りしめて

君なりに考えて出した答えの中に
どうしたってこうしたって 僕って答えもあるなら
そんなに怒んないで僕と歩いていこうじゃないか
これまでもこれからも ずっとずっと歩いていこう

僕が笑うのは 君の声ただそれがいとしくて
君が笑うなら 僕はいつも 君の手を握りしめる

でもほら 失くし物も よくある事だからさ
離れても 離れても 二人わかるように

僕が笑うから 君はただ僕の名前呼んでね
君が笑うなら 僕がいつも 君の手を握りしめる
僕が笑うのは 君の声ただそれがいとしくて
君が笑うなら 僕がいつも 君の手を握りしめる

君はどこまで歩いていくかな? 二人同時に立ち止まれるなら
あの日の事を謝ってみたり 昔話をしてみよう
僕はどこまで歩いていくかな? 君の横に眠りにつくなら
思い残す事はもうないから 二人静かに眠ろう
さあ 笑おうか


8.海原の月

作詞:安藤裕子
作曲:安藤裕子

翳るような私の背中を 抱き寄せてあなたは泣いた
導くように強く手を握り 夕闇に光るアスファルト

ためらってキスをして 私は拒めないよ
うつむいて離さない そう誓って
想い出が夢の様に二人の色強めて
つないだ手を離せずに願った

抱きしめて そしてキスをして
ありがとうと そう手をふるけど
動けない だって目の前にあなたがいる
私を見つめていたから

ためらってキスをして この手を離さないで
いつまでも終わらない そう誓って
想い出を夢の様に二人は今眺めて
つないだ手も離せずに願った

抱きしめて そしてキスをして
ありがとうと そう手をふるけど
動けない だって目の前にあなたがいる
私を見つめていたから


9.The Still Steel Down

作詞:安藤裕子
作曲:安藤裕子

Amy,
ほら笑って あきらめも少しは大事
highにのぼれ 高く あらがえぬ道を歩いて

誰かが素敵な恋したい。そんなことを呟けば
誰かがほらまた 涙を流す
いつまで泣いて 抱いて抱いてせがむの?

降りやむことなどない雨の季節を越え
花びらさえ消えても
いいや、ねえ溢れ出す想いを木の葉に刻んでも
雪がいつかそれを隠してくれるのなら
the still steel down

巡る日をめくって 向かい合って
年を重ねた君はまだ 何を憶うだろう?
いつまで裂いて 他の誰の手を願うの?

さあ灼熱の想いがこの身を焦がしても
君がどこかで笑っていると
そう思えば 溜めた涙も氷に変えて
日差しがいつかそれを溶かして消すだろう

いつまで泣いて 他の誰の手を願うの?

降りやむことなどない雨の季節を越え
花びらさえ消えても
いいや、ねえ溢れ出す想いを木の葉に刻んでも
雪がいつかそれを隠してくれるのなら

降りやむことなどない雨の季節を越え
花びらさえ消えても
いいや、ねえ溢れ出す想いがこの身を焦がしても
雪がいつかそれを冷まして笑うだろう
the still steel down


10.Lost child,

作詞:安藤裕子
作曲:安藤裕子

泣いていられれば まだいいと思い
笑っているだけで
何もかも出せない

光が差し込んで 不意に瞼閉じた
力が抜けちゃって足が思うように進まない

失したものを求めて泣くのなら
触れる肌に怒りを…
溺れてよ
生きてる?

抱いてくれるなら 誰だっていいと
泣いて震えてる迷子が見えた

かわいそうに思って手を差し伸べたけど
手は振り払われた。
おまえはいらないと言われて

笑う気力もなくて
とれないぬるさにどうしようもない日を思い出した

意味もなく寂しい 甘さが身に染みて
誰かと少しだけ話がしたくて堪らない

子供のままでずっといられない
あと少しだけ このままいさせてよ
会えない人を想って泣くのなら
触れる肌に怒りを…
溺れたい

生きてる
願いは見えたわ


11.唄い前夜

作詞:安藤裕子
作曲:安藤裕子

私はいつまで経っても変われず
諦めの悪い世界を創っては 暮らして

時代は更地の道を越えて
お別れの言葉もなしに流れてゆく

人の波の中 呑まれ消えるのは
いつか君と過ぎた若葉の季節の様で…

ずっと同じままでいられる
土をつよく蹴ったなら
空に昇れる夢を見ていた
ずっといつまでもこうして生きてゆける
信じて笑っていた
あの日 君の瞳は気づいていた?

そよぐ風を待ち 薄れ揺らぐもの
あの面影を知る 最後の場面の中で

ずっと同じ気持ちのまま
どこまでも続いていく道を歩いて
疲れも知らず笑う 不器用な私が
あの日 君の瞳に映っていた
今消えゆく陽炎 溶けてゆく
あの日 君の瞳は気づいていた?


12.隣人に光が差すとき

作詞:安藤裕子
作曲:安藤裕子

あなたの斜め後ろの角を辿り
友達としゃべる
見ないように…。

ただ憧れて
光の差すあなたを
奪い去りたいとさえ思っていた。

息も吐けず眺めるだけで
アタシジャタリナイ
その場所に似合わないから

やわすぎた私は 人混みの中埋もれ
光の差すあなたを見てた
輝けるあなたの 斜め後ろを辿り
こぼれる光に手をのばす

あなたの歌を聴かないように
耳をふさげば良かった
見ないように…。

息も吐けず眺めるだけで
涙が落ちる 目が離せなくって
はああ

立ちつくす私は 流れる人に押され
倒れるように膝をついた
誰独り埋もれた 私のこと気付かず
光の差すあなたを見てた

ア ナタニ ナリタイコ レ ジャタリナイ

やわすぎた私は 人混みの中埋もれ
光の差すあなたを見てた
輝けるあなたの 斜め後ろを辿り
追いかけて走る
掴めるように


13.聖者の行進

作詞:安藤裕子
作曲:安藤裕子

塵が積もった 静かに色を付けてよ
闇が騒いだ 光を引き換えにと
君のパパとママは握りしめた手をそのまま
その身を捧げました

今 開かれた波に呑まれて燃えていく気持ちは消せない
くすんだ世界に身を焦がされても
手は離さないでいてくれたらそれでもいいの
守るべきは光だけ、と

音は開いた あなたの頭上に

風が芽吹いた あぁ木立を抜けて
眠る心を、扉を強く裂いて
君が細い腕を差し伸ばすのなら
この身を世界に捧げてもいい

ほら 告げられた星を掴みに行くのよ
未来が見えない?
汚された声に行くてを阻まれても
手を離さないでいるから
君は 空を飛べばいい
守るべきは君だけだよ

開かれた窓に光が見えない日も留まれないね
けれども二人は幾度と還るわ
繰り返していく
開かれた波に呑まれて燃えていく言葉を消さないで
歪んだ世界に身を焦がされても
手を離さないでいてくれたらそれでもいいの
守るべきは光だけ、と


14.はじまりの唄

作詞:安藤裕子
作曲:安藤裕子

あなたが私の背中を見送った日が
今はもう 遠い日の始まりの記憶
あなたが持つ明日に憧れていた
パパの声 ママの声 笑う声
全てがあると

今願うのは 始まりの朝
今焼け落ちるは おしまいの唄

さよなら 両手を振って さよなら
ありがとう あなたに 今は

私に来る明日に あなたは居なくて
探すように 空つかみ 空の手に
気づきは泣いた

今歌うのは 始まりの唄
今流れるは おしまいの星

さよなら 届くといいな さよなら
ありがとう あなたに 今
忘れていいと 遠くで言って
終わりにしよう
願いは あなたに 明日を
愛を


15.水色の調べ

作詞:安藤裕子
作曲:宮川弾

「キミの方がズット素敵だ」
水色のリコードの調べはこころ goodキテ…
息をのむワタシは弱り果ててしまうのよ 全部あげるわ

「オイデ ホラ サア」
誘うのなら手を引き走ってよ

ハシャギだした ソラ 騒ぐ運命は揺れる心透かされ
誘うような恋に胸をこがした 「手ニイレロ!!」
永遠の瞬間と、瞬間の永遠を、探しやみくもに駆けるから
君をもう少し眺めていてもいい?

顔のない君が甘く 囁きかけるから 想いはいつも描く

「ソコニユケル二人ハ 世界ガキット笑イカケルノズット ...
ネエソウヨキット」

「コマルヨイナイト」
微熱がまださめない間は

動きだしたから 誰も止めないで いつも静かな夜明け
透けるような声に胸が痛んだ「手ニイレタイ!!」
習慣の平凡と、平凡な習慣を、君を使ってコワスのよ!
だから遠く連れ逃げて

してよ、キテよ! やたら大好きな君の声こそ
水色に光る夢の調べを運んだ者

騒ぎ出した胸 運命を消さないで! 痛く悲しい目覚め
窘るような日々を散らした「手ニイレロ!!」
簡単に絵空事、夢には描けるの。このまま夢の中いたいから
君よもっと近くに いて欲しい

「手ニイレタイ!!」「手ニイレロ!!」
思いがむく なすがままの恋


16.Green Bird Finger.

作詞:安藤裕子
作曲:安藤裕子・山本隆二

あなたの広い指の平 見つめていたなら
なぜだか 愛おしい気持ち 溢れ出してきて

両手で包み持ち上げて 口に含んでみた
しょっぱい味に顔しかめ あなたを感じたの

あなたはいつも口ばかり 嘘つきで困る
わたしは あなたの側に 居たいだけなのに

続けることを拒まれて いるようで弱る
指の形が違うもの あなたは遠い人

姿を見せた君の ずるい約束に
戸惑っているだけだよ
なんにもいらない さあ その温もりを

あなたの広い指の平 見つめていたなら
なぜだか 愛おしい気持ち 溢れ出してきて
優しくいつも撫で上げて 触れていたいから
指の形は違うけど あなたカワイイ人

戸惑いはBABY 始まりの合図


17.雨唄

作詞:安藤裕子
作曲:安藤裕子

※1、2、3 a clap and a clap!
beat time with your hands.
It's owed you that a clap and a clap!
3、2、3、2、※

ラララ 雨唄聴こえるときに
ラララ あなたを思い出す
耳に弾ける雨唄に
ラララ あなたは踊りだす

笑って 笑ってよbaby
笑って 笑って…

動き出しもしないで 何も変わりゃしないよ
口から生まれちゃった 言い訳上手なbaby
お時間が許すなら 僕と踊りませんか?
かわいい君の手を 掴みたかったんだbaby
上手にできるかな?
曖昧なstep & stepしよう

からきしへタクソな 僕の唄に騒いで
今宵を明かしましょう 罪なるsweetなbaby
丸いお尻をふって 僕を笑わせてよ
宴は ねえ いつだって 刹那って決まってるんだ
上手にできるかな?
忘れられるかな?

ラララ 雨唄聴こえる度に
ラララ あなたを思い出す
耳に弾ける雨唄に
ラララ あなたは震えだす
ラララ あなたは踊りだす

笑って 笑ってよbaby
笑って 笑って bye-byeだ yeah.
笑って 笑って

(※くり返し)


18.み空

作詞:安藤裕子
作曲:安藤裕子

誰を剌すわけでもないのに 僕は手を止められない
毒を盛られてもいないのに まだうまく生きられない

廻る 廻る 廻る 廼る 廻る 廻る

誰を待つわけでもないのに 僕はまだ許されない
ズルをしたわけでもないのに 逃げたくて仕方ない

廻る 廻る 廻る 廻る 廻る 廻る

泣き虫 駄々虫 手の鳴る方へ
聞こえないふりだけしたいの? つねるわよ!
重なる不条理 無様な祈り
夢にまで見たって醒めるの 前を見な

飛ぶなら羽を捨て 美空など締めて

立ち止まってくれる程 時の流れは甘くはないわ
そこに迷う子羊よ 酔いしれる前に気付くといいわ
かすむ声を張り上げて 縺れ歩んで行く他ないと
傷はなめて癒えるもの 脹んだふりなんて見せつけないでよ

泣き虫 駄々虫 無学な言葉
側に居て欲しいよ 痛いの、届くかな?
重なる不条理 無様な祈り
夢にまで見たって醒めるの 前を見な

飛ぶなら羽を捨て 祈りなど焼き捨てて
飛ぶなら羽を捨て 美空など諦めて

僕は僕だけでもないのに まだ僕をやめられない
まだ幾つも手はあるはず まだ君をやめられない


19.HAPPY

作詞:安藤裕子
作曲:末光篤

引き出しの中には 何かがきっと隠れて
でも開けちゃ駄目よ
あなたにだってあるでしょ?
心の秘密の箱
パパとママの秘密を あなたには見せてあげる

懐かしい物 大好きな物 全部あなたにあげるよ
うれしいのよ 溢れ出すほど
あなたに逢えたこの日
星がそっと流れて 夜はさっと光った
透き通る様に 泣いた

引き出しの中には あの日がずっと待ってる
だけど誰も知らないの
あなたにだってあるでしょ?
大切な宝箱
誰かと開ける日まで その日までは守って

うれしい事 素晴らしい事 全部あなたに注げ
風 青い空 そよぎ咲く花
全部その手のひらに
あした朝 晴れたら 虹に会いに行こうか?
くつ蹴りあげて 晴れろ

懐かしい物 大好きな物 全部 全部あげるから
うれしいのよ 泣いちゃいそうだ
あなたに逢えたその日
何もかもが光って 何かが変わる気がした
透き通る空は 晴れ

うれしい事 素晴らしい事
全部あなたに注ぐよ
風 青い空 そよぎ咲く花
全部その手のひらの中に
明日晴れるかな?
そして何もかもが光ったら 何をしてみようか?
服脱ぎ捨てて 走ろう


20.さみしがり屋の言葉達

作詞:安藤裕子
作曲:宮川弾

雨はシトシト 風の街静かに揺らす
寂しがり屋の世界が孤独を呼んだ
儚げな景色を押しつけながら
私を待ち伏せて道連れにさせようとするのね

雨の街は笑顔を嫌う。
振り向く日々を連れてきて
忘れかけてた涙の種を心の隅から芽生えさせるだろう

涙ヒラヒラ 酔いしれているのかしら?と
言葉投げかけて独りで微笑むけれど
意地悪な世界が私を誘い出す
君はかわいそうだって
不意に抱きしめようとするから

雨の街が私は嫌い
いつも張りつめたままで
ごまかして来た迷子の心をくすぐるような仕草をするから
だけど今日も終わりを告げる
晴れていく訳じゃないけど
眠りに就けばこの時間さえも過ぎゆくスピードに
思い出になるだろう

冷めた紅茶に口を付けて いつの間にだか私の横に忍ぶ影法師

雨の街が私は嫌い
いつも張りつめたままで
閉じこめてきた迷子の心をくすぐるような仕草をするから
曇り窓が視界をずらす
独り置き去りのままで 世界は廻る
明日になればあの日の景色も忘れるだろうけど

雨はいらないわ
雨はいらないわ
雨はいらないわ
雨など見たくないわ


21.煙はいつもの席で吐く

作詞:安藤裕子
作曲:安藤裕子

木漏れ日が差す 煙はいつもの席で
私は間違った灰皿を押しやって

ライターも、たばこも、ジッポオイルも
絶対私は使わない
だから部屋にそろう彼等は全部...

このままこのテーブルの上で 二人でいられたら
部屋の灯はともして行って
そしたら待てるから...

ねえ早く「おかえり」言いたいの

泣いていたい日も あなたが笑わすから
昨夜の台詞もまだ思い出せないの

ドライヤーも、タオルも、ブラシも
きっと二人で使えるわ
部屋に二人のモノを並べ このまま...

例えば二人小舟に乗って 旅路の途中で
月が作った波に揺られ
何処までも遠くへ行けたらいいのに...

このままこのテーブルの上で 笑っていられたら
部屋の灯はともして行って
あなたを待てるから

ねえ早く 「おかえり」言いたいの


22.蒔かれた種について

作詞:安藤裕子
作曲:安藤裕子

ややこしい事柄は理解ないけれど、ウソくさいにおいが全てにする。
生まれたあの子は離さぬように 祈るだけです。私は弱いから。

キレイに並ぶビルにホコリがまみれ...
別に関係ないこと、それはわかっているの。
唯あの空の下に星がみたい。
あの空の下には...

不幸になれている幸せな私。
おごれる労りとからかい逃げているの。
もしこの空に神様がいるのなら 甘えた心と情けなく思うわね。
汚れた街に立った。

「生ぬるい生き方さよならを告げて、心に罪の輪をかけてみよう。
虫のいい話を信じるのは 弱さなのです!」エラそうには言えるのさ!

あの空の下には海が拡がる。
なまけものの僕らがそれを汚していくの。
半径1m世界は見えず。
あの空の下には...

もしこの空に神様がいるのなら 倒れたあの子をだまって助けてよ。
もしこの心に神様がいるのなら なまけた体を今突き動かして。
不幸になれたふり幸せな私。
おごれる労りとからかい逃げるだけで、
もしこの心に神様がいるのなら 甘えた私を今突き動かして。
汚れた街に立った。

今、目の前に立ちふさがるのは 煮詰まる心としらけたLife。
誰もは皆とおりすぎてゆく。
私を此処に留めてよ。
ここに立って空をみあげればきっと星空はあって、
ここに立って...。


23.SUCRE HECACHA

作詞:安藤裕子
作曲:安藤裕子

君が僕に触れたなら もういらないよ いらない
誘うような指で僕を笑ってほしい ほしい
ah ah 君が ah ah 好きさ
ah ah 君が ah ah 熱い

意識の沼にどっぷり浸かっていたい いたい
騙すような口で僕を塞いでほしい ほしい
ah ah 君が ah ah 触れた
ah ah 僕は ah ah 熱い

※いい子にしているの
今は熱くなるな ha ha ha...
夢だけで押さえているの
熱くなるな ha ha ha...※

少し熱にうかされているみたい
のぼせ上げた思考が夢を見せる
いつもよりもずっと都合のいいように
君と僕との心繋げて

(※くり返し×2)

君が僕に触れたならもういらないよ いらない
ぬかるんだ道へ僕を招いてほしい ほしい


24.summer

作詞:安藤裕子
作曲:安藤裕子

(ATMNSPRWNTR ATMNSPRWNTR)

流れる雲の大きな影に
覆われる光の隙間を見た。
ちらちら漂う 誰かの髪の毛が赤く...

うっすらとスターライツ!
あぁ夏が始まる
瞼の裏... あぁ貴方の声が... 響く、
遠く... 蒸し暑い空。
せめて、終わることのないキスを

(ATMNSPRWNTR ATMNSPRWNTR)

横切る過去の記憶のカケラ
オルゴール何処かで響いていた。
必死に探ったママの涙の理由だけ...

ゆっくりと、ほら...
あの日の二人近づいた。頬伝わる涙
せめて、終わることのない愛を、
強く誓う独りよがりでも
せめて、強く... その場限りでも

うっすらとスターライツ!
あぁ夏が始まる
瞼の裏... あぁ貴方の声が... (響く、遠く...)
ゆっくりと、ほら...
あの日の痛み近づいた。頬伝わる涙
せめて、終わることのないキスを!
強く願う独りよがりでも
せめて、強く... この場限りでも

流れる雲の大きな影に
覆われる光の隙間を見た。


25.ニラカイナリィリヒ

作詞:安藤裕子
作曲:安藤裕子

手を縛る紐がもつれたんだ きっと
望み枯れるだけ
掴むこともない
忘れられるだけさ

ニラカイナリィリヒ 唱えさせて

空は少し赤味を帯び始めている
横顔は憂いをのせんだろう

ニラカイナリィリヒ 忘れさせて

失したもの 全て手の内に

秘密の呪文を唱えて 全てをこの手に入れるわ

絡まった指も落とせないで ずっと
君を守りたい?
僕を救いたい?
言葉消えるだけさ

ニラカイナリィリヒ 唱えさせて

償いの手が差しのべられるよりも
夢の続きが唄えるなら

ニラカイナリィリヒ 叶えさせて

失したもの 全て手の内に

秘密の呪文を唱えて 全てをこの手に入れるわ


26.再生

作詞:安藤裕子
作曲:安藤裕子

陽光 駆け抜ける草原 空 宇宙 hora
どこまでも広がる空
確かにあの日君は沈む月を見て言った
「ぼくの終わりを見届けて」と

パッパーラ ルルハ
パッパーラ ルルハ
ファンファーレのように 唄い 踊り 舞戻れ

このまま君を海に沈めたなら 月が甦る日に会えるだろう
このまま君が海に消えてくれたら 月が甦る日に逢えるだろう

まやかしの道 背の高い馬に乗って過ぎる
君の残した後ろ髪を 頼りのない糸でそっと束にくるみ 抱いて
谷へと続く 道を走る

パッパーラ ルルハ
パッパーラ ルルハ
ファンファーレのように 唄い 泣いて 掻き消して

このまま君を海に沈めたなら 月が甦る日に会えるだろう
このまま君が海に消えてくれたら 月が甦る日に逢えるだろう

いつか夢が叶う頃 まるで映画のようねと 君の腕に細い指
絡め泣いて
いつか夢が叶うなら 二度と離さぬようにと 君の腕を薄い掌で
抱いて泣いて 眠るのよ 君に逢えるなら


27.安全地帯

作詞:安藤裕子
作曲:安藤裕子

優しさは空の風に
とても似たような顔をする
いたわって 泣いて また笑ったら
色鮮やかな雲を呼ぶ
だから歩いてこられたんだろう

悲しみは君の頬に
たまに雨粒を落とすだろう
凍えて ふるえて 温まったら
緩んだ体が休みゆく
君の安らいだ秘密の顔
誰も知らないかわいい顔

僕は何を見て 何を掴めるだろう?
いつも答えを探して いつまで彷徨う?
僕は独りで終わっちゃうかな?
立ち止まっても笑ってるかな?

幸せって泣いた思い出の日を
空の鏡に映しましょう
あまりに速く流れるから
思い出せずに夜が来る
誰か見つけてよ あの日の僕
何をしようか? 独りの星で…

人は何を見て 何を計るんだろう?
いつも答えが揺らいで 心は秘め事
君と歩いて行けるかな
君は何を知り 僕に伝えるんだろう?
いつも未来は揺らぐけど
心は夢色でいたいよ
泣いて 泣いて 笑う日もあって
君と二人で歩きたいな
振り向くたびに笑ってたいんだよ
立ち止まっても笑ってたいよ


28.さよならと君、ハローと僕

作詞:安藤裕子
作曲:安藤裕子

手放した君の髪を 細い首を二度と放さない
こんなに暖かいこと
こんなに優しいこと
気づかなかった

八月のある日君は 熱い海を僕に見せつけて
こんなに光輝く 世界もあるんだと
伝えたんだね
小さな声で

雪の降る日を 今暮れ入る夕陽を
願いが叶うのなら
大切に 大切に 歩いていく
君の待つ その部屋まで

僕たちはまるでいつも鏡の様にわかり合えたから
どんなに離れていても 変わらないはずだと
思いこんでいた
気づけなかった
幾年も生きて僕はまだ 無力に泣いたけど
それでもいつも君はそこで微笑む

花びら散る夜でも 空燃ゆ朝陽さえも
願いよ届くのなら 大切に 放さない
雪の降る日を 今暮れ入る夕陽を
想いが届くのなら

大切に 大切に 歩いていく
君の待つ その部屋まで


29.六月十三日、強い雨。

作詞:安藤裕子
作曲:安藤裕子

たとえ 今が終わっても 後悔はしないように
いつもあなたに有り難う
伝えたいよ

あなたがほら
素敵な指
私の方へ向けてくれた
包み込んでくれて有り難う

きっと 次の世界でも あなたの元へ
生まれおちてこれるよと
笑ったりして

あなたの声
あなたの夢
小さな体で走り抜ける力になる

いつも有り難う

空高く飛べるなら いつも逢いたい
あなたの方へ

だきしめたい。